無垢材家具の補修方法
無垢材家具は、補修が出来るというメリット。 化粧合板などは一度パキッとおれたり、はがれたりしたらそれで最後。
修復はできません。 無垢材家具は、木のそのままなので、削ったりすることができるのです、。
つまり、無垢の家具は割れやヒビが発生しても補修しながら何十年も使い続けていけます。代々受け継がれて行けば、
味のあるアンティーク家具へとなります。補修方法も意外と簡単なので、ぜひトライしてみてください。
ヒビや割れの修復方法
●用意するもの
・マスキングテープ
・エポキシ系の木材用パテ。
・・・木材用の粘土状の便利なパテが市販されています。オイルステインの着色も可能なものです。
・紙やすり(サンドペーパー)
・布
・着色オイル(木の色にあわせて選択してください) もしくは 着色ペン (木の色にあわせて選択してください)
・ワックス
1)隙間に沿ってマスキングテープを貼ります。できる限りギリギリに貼ってください。隙間が裏まである場合は、裏面をマスキングテープで塞いでください。
2)エポキシ系の木材用パテを隙間に埋め込んでいきます。
3)はみ出した接着剤は、ヘラで掬い取ってください。これを隙間が平らになるまで2〜3回繰り返します。
4)固まったのを確認したら、マスキングテープをはがします。
5)飛びだしている接着剤を紙やすりでこすってはがし取ります。そのとき、隙間の接着剤は白っぽくなり色がつきやすくなります。
6 )着色ペンで色をつけていきます。 隙間以外もヤスリでこすってしまった場合は、布に着色オイルをしみこませて隙間の周りから境目をぼかすようにつけていきます。
7)乾いたら市販のワックスを布にとり、広めに塗りこんでいきます。
そのあと、乾いた布で乾拭きをして仕上げます。 ※ワックスはひとつ買っておくと便利ですよ。
◎カビ対策と処理◎
やはり、生きている木ですから、湿度をすいこみ風通しが悪いとカビが生えることがあります。
カビは環境が一定のところで発生しやすく、とくに家具の裏は空気が動きにくく、また暖房の熱が家具にさえぎられて温度が低くなりがちで結露しやすくなっています。特に北側や西・東側の壁に沿って家具を置くときは注意が必要です。
壁から5cmぐらい離して置き、スノコを敷いて床からも2cmぐらい開けると空気が通りやすくなります。 また壁と裏との間に発泡スチロールの板をはさむと、断熱材代わりになって壁から移るカビを防げます。もしカビが生えてしまったら、エタノールで消毒して丁寧にふき取り、しっかり乾燥させましょう。
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